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不知火の神々──

shiranuhi

不知火町永尾神社である。

創建は和銅6年(713)で、祭神は「海童神(わだつみのかみ)」と伝わる。
伝承によれば海童神を乗せた巨大なエイが海から山を乗り越えようとしたが、果たせずここに鎮座したそのエイの尾といい、そのエイの尾にある剣から、別名を「剣神社」とも呼ぶ。
胃腸病にご利益がある、というので近郷からの参拝者も多く、エイの絵馬と海の鳥居のあることで知られている。
また、八朔(旧暦8月1日)には八朔祭と不知火観望が重なるため、境内は県内外からの多数の見物客で夜通し賑わう。

夜、神秘の火の浮かぶ海にたたずむ冷厳なる社である。

Photo by キロクマ