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九州発! 日本中が楽しくなるWEB文芸誌。美術館・博物館のイベント情報、気になる本や本屋さん、読みたい物語がきっと見付かります
toyoshima

文学の曇天 豊島与志雄

 近頃、文壇に懐古的気分が起ってきているのが眼につく。新聞雑誌の上に、明治時代の、或は大正初年頃の、さまざまの追憶や思い…2016/03/06

tane

小説のタネ 2 吉川英治

空想の遊びが功徳    僕っていう人間は、少年時分からまるで空想で生きてるような奴でしてね、「忘れ残りの記」にもちら…2016/03/02

tane

小説のタネ 1 吉川英治

鳴門秘帖のころ    いま帰って来たばかりなんですよ。大映の試写室で、「鳴門秘帖」を見たんですがね。考えてみると、あ…2016/02/13

shimasai

足袋 島崎藤村

「比佐(ひさ)さんも好いけれど、アスが太過ぎる……」  仙台名影町(なかげまち)の吉田屋という旅人宿兼下宿の奥二階で、…2016/02/07

kouun

幕末維新懐古談 私の子供の時のはなし 高村光雲

 これから私のことになる――  私は、現今(いま)の下谷(したや)の北清島町(きたきよしまちょう)に生まれました。嘉永…2016/01/31

kyouka

神樂坂七不思議 泉鏡花

世(よ)の中(なか)何事(なにごと)も不思議(ふしぎ)なり、「おい、ちよいと煙草屋(たばこや)の娘(むすめ)はアノ眼色(…2016/01/24

20151213

去年の木 新美南吉

 いっぽんの木と、いちわの小鳥とはたいへんなかよしでした。小鳥はいちんちその木の枝(えだ)で歌をうたい、木はいちんちじゅ…2015/12/13

eisuke

飛行機から墜ちるまで 吉行エイスケ

 新婚者と、女角力(ずもう)になったタルタン、彼女のために殺されてしまった花聟(はなむこ)、歓楽の夜の海を水自転車で彼に…2015/12/06

kusuyama

おおかみと七ひきのこどもやぎ グリム兄弟/楠山正雄訳

         一    むかし、あるところに、おかあさんのやぎがいました。このおかあさんやぎには、かわいいこども…2015/11/29

wakasugi

烈日 若杉鳥子

 私が坂を下りやうとした時、下の方から急激な怒號が起つた。   罵る叫ぶ叱※「口+它」する、呻く力を張る、そのどの聲で…2015/11/22