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九州発! 日本中が楽しくなるWEB文芸誌。美術館・博物館のイベント情報、気になる本や本屋さん、読みたい物語がきっと見付かります
cherry

紅い糸 7 松下隆一

四     今年の愛宕山の紅葉は狂ったみたいに早かった。毎年のことなのに、今年は特に美しく見える。燃え上がるようだと…2015/12/01

santaro

【旧制高校生必読の書】三太郎の日記 8 阿部次郎

八 生と死と   1   死を怖れざることの論理――一厭世者の手記より。  余の生に何の執着に價する内容がある…2015/11/27

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【初期作品をもう一度】地味なグッバイ 伊藤佑弥

 屋上には誰もいないし何もいない。風が遮るものなく僕に直接当たり、風がある日はいつも寒い。風の音がさびしく聞こえる。 …2015/11/26

G

於G郡無言坂 6 匠高岳

「私自身がミッちゃんのように社会=経済機構における優位性によって必ず保護されることに強い嫌悪感を抱いていたかといえば、決…2015/11/25

water

時間の片隅 1 ノムラたけし

 いつもの時間に看板の電源をいれる。ぼやっとした光が店のドアを照らしたら、今晩もまた開店だ。ここは私が営んでいるバー「L…2015/11/18

santaro

【旧制高校生必読の書】三太郎の日記 7 阿部次郎

七 山上の思索    1    赤城は柔かに懷かしい山である。併し頭上を密閉する雷雲と、身邊を去來する雲霧と、絶…2015/11/16

santaro

【旧制高校生必読の書】三太郎の日記 6 阿部次郎

六 夢想の家     1    貧しき者、淋しき者の慰安は夢想である。現實に於いて與へられざる事實と雖も之を夢…2015/11/10

fuhkindoh

風琴堂覚書 マヨヒガ 四 菅野 樹

四    目覚めると、景色が灰色に見えるようになったのは何時からだろう。私は身を起こした布団の上で、そんなことを考え…2015/11/02

santaro

【旧制高校生必読の書】三太郎の日記 5 阿部次郎

五 さま/″\のおもひ   1    如何にして新聞雜誌を讀む可きか、此問題が僕にとつては一苦勞である。全然讀ま…2015/10/30

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夜による夜 最終話 伊藤佑弥

 歩き続けていると、突然、見覚えがある景色があった。後ろを見る。知らない景色。前を見る。知っている景色。名探偵のように点…2015/10/28